マスタングペースト about


寒い時期はリキッド(液体)が白濁色に固まります。
固まっている場合は10〜20分程度、容器本体を手で握り続けるか、ジーンズなどのポケットに入れ温めれば元のリキッドOILに戻ります。

※低温で油が固まるのは100%天然ホースオイルであるという本物の動物性油の証です。


革への浸透性は動物OILではMAX
このOILの浸透性は素晴らしく“現行のマスタングペーストよりも倍以上のスピード”で、さらに革の奥の奥深くまで油分を供給させます。仕上げの拭き取り作業が必要ない程に浸透します。



凹に白い蜜蝋が残らない
油分がほとんどを占める高浸透性のマスタングペーストでも、オイルアップを一度に多く塗布した場合などに、革種によっては凹部に若干白い蜜蝋が残ってしまうケースがまれに発生していました。それが気になるユーザーは塗布後にきめ細やかな拭き取り作業を必要としました。

しかしこのP・ウォーターは無色で純度100%のホースリキッドOILなので、凹部が白くならずにオイルUPが出来るようになりました。

よって、このP・ウォーターは特にスタッズカービングTYPEレザーアイテム、エキゾチックレザー(うろこ系爬虫類などの新種レザー)や、表面のシボが深いバッファローゴートスキンなど凸凹の深い革に対しても、ベストなオイルUPメンテナンスが可能です。また、グレージング仕上げ(ガラスフィニッシュタイプ)でも“水さえ浸透すれば”このオイルはしっかり浸透します。
天然の動物性OILでP・ウォーター以上の浸透性を誇る保革油はないと言えるでしょう。



P・ウォーターホースオイルの希少性
原料である馬脂を精製すると油は大きく3層に分離します。1層目は透明かつ液体状でサラサラしたオリーブオイルのような油(馬脂全体から1割しか精製されず、また浸透性が最高なので、今まで最高級のスキンケアOILの原油のみに使用されてきました)。2層目はトロトロした乳化状の油となり(マスタングペーストはこの2層目が原料)、そして残りの3層目がゼラチン状の油粕です(この3層目は浸透性が低いため主に食用油脂に使用されます)。

P・ウォーターは、この熊本産の最高級馬脂の1層目(僅か10%しか取れない希少な液体油)だけを100%使用した最高に贅沢な保革油です。





リキッドタイプだから真夏でも液漏れの心配がありません。
携帯性もパーフェクト!
だからロングツーリングの旅先でもレザーを守る必殺のOILとなります。



マスタングP.ウォーター
Pウォーターは浸透性が非常に高いため、従来のマスタングペーストよりもスピーディにレザーへ塗り伸ばしてください。ガラスフィニッシュタイプなどのレザーはまず水を表面に塗ってみて、ゆっくりでも水が少しずつ浸透していけばオイルUPできます。

乾燥が激しいレザーは一度にオイルを多く塗らず、マニュアルの説明通りにオイルUPから拭き上げまでの一連の作業を数回行い、油分補給の量を徐々に増やしてください(できれば数日置きながら一回一回のオイルUPを繰り返すのがベスト)。数日で革の油分が真皮の奥まで浸透し、革の質感の状態がより正確に掴みやすくなります。この繰り返しの作業が油分過多を防ぐ上手なオイルUP方法です。
ロングウォレットで約2〜3ml程度のオイルを使うと思います。



ベストな方法は手塗りもしくはブラシ塗りです。
○手塗りはオイルを直接手に取り、手のひらや指先に伸ばしレザーを撫でるように塗布して行けばOKです。

○ブラシ塗りの場合はオイル専用のブラシを一つ用意して、ブラシの先にオイルを付けてレザーの表面を軽く擦るようにオイルUPしてください。ブラシ塗りの良い点は、カービングなどの凹んだ部分にも毛先が充分届き、塗りムラなくオイルUPできる点にあります。ブラシは出来るだけ柔らかいタイプを!毛先が固いとレザー表面に傷が入る可能性があります。使用済のブラシは必ず洗剤などで洗い乾燥させてください。オイルが付いたまま放置して次に使うと、毛先がゴワゴワしてしまったり、また毛に残っていたオイルに菌が付着しカビの元を作ってしまう場合があります。

※ウォレットやベルト、メディソンバッグなどの小物アイテムは、毛先が一番柔らかいタイプの歯ブラシがとても使いやすい(大きい洋服ブラシはオイルが毛に多く吸収されてしまいオイルを無駄に使ってしまいます)。



低温状態が続くとオイルが凝固する場合があります。
天然のリキッド・オイルなので低温になれば白く濁ったように固まります。固まってしまった場合は(冷蔵庫内保管でカチカチになった状態でも)、10〜20分の間、手で握り締める。またボトムズのポケットに突っ込むだけで元のリキッド状態に戻ります(急ぎの場合は50度程度のお湯に浸ける方法もあります)。
作業は完全リキッド状になってからオイルUPしてください(固いままだと凹に油がこびりつくことがあります)。

※何度から固まるかという事は条件等でも異なります。目安としては18度以下になると少しずつ白濁が始まります。10℃以下になるとほぼシャーベット状になり、時間が経つとさらに固くなると思います。リキッド・ホースオイル(上油)は融点が低温から常温のものまで様々な脂肪酸の混合液なので10℃で固まるのもあれば、15℃で固まるのもあり個体差があります。でも、この不安定さこそが天然オイルであるという証でもあります。



オイルアップすると色が変わる場合があります。
ヌメ革や明るいカラーのレザーなどはオイルアップすると色が濃く見えますが、数日〜数週間経てば元の色合いにほぼ戻ります。これは乾いたコンクリートに水をかけると色が濃くなることと同じ作用です。水は蒸発すると乾いたコンクリートの色に戻ります。天然オイルも同じようなことが言えます。ただし水よりも揮発するのに時間がかかります(通常は3〜6ヶ月くらい)。それでも数週間で元の色合いに近づくのは、オイルがレザー奥深くに浸透しきった段階で、レザーの表面の色合いなどの表情が元に戻るからです。
ただし、爬虫類などの革の厚みがとても薄く、かつ色の明るいものはもっと時間がかかる場合があります。



上記の使用を参考の上、隅々までのオイルUPが難しいカービングスタッズモデル、エキゾチックレザーなどにテストしてみてください。
尚、基本的なことですが、レザーには様々ななめし方法と銀面仕上げがありますので、必ず目立たない部分に試してから全体のオイルアップ作業をお願いします。


リキッドタイプだから真夏でも液漏れの心配がありません。
携帯性もパーフェクト!
だからロングツーリングの旅先でもレザーを守る必殺のOILとなります。